------------------------------------------------------- オデッセイシールドスイスドロー5回戦レポート(魚屋スギムー GP福岡トライアルの裏で行われたシールド大会。 (トライアルは人数が多く、主催者が500円安く別のシールド戦を 企画したので、そちらに流れた。) パックから出てきたカードは以下の通り 白 《雲を追うエイヴン/Aven Cloudchaser(OD)》*1 《ひたむきな殉教者/Dedicated Martyr(OD)》*1 《尊い癒し手/Hallowed Healer(OD)》*1 《カーターの願望/Kirtar's Desire(OD)》*1 《生命の噴出/Life Burst(OD)》*1 《秘教の幻想家/Mystic Visionary(OD)》*1 《巡視犬/Patrol Hound(OD)》*1 《正義の巡礼者/Pilgrim of Justice(OD)》*1 《ねじれの光/Ray of Distortion(OD)》*1 《考え直し/Second Thoughts(OD)》*1 《避難/Shelter(OD)》*1 《不屈の部族/Tireless Tribe(OD)》*1 《エイヴンの射手/Aven Archer(OD)》*2 《熟練の薬剤師/Master Apothecary(OD)》*1 《むら気な天使/Wayward Angel(OD)》*1 青 《アボシャンの願望/Aboshan's Desire(OD)》*1 《入念な研究/Careful Study(OD)》*1 《セファリッドの物あさり/Cephalid Looter(OD)》*1 《セファリッドの斥候/Cephalid Scout(OD)》*1 《非物質化/Dematerialize(OD)》*1 《縄抜け名人/Escape Artist(OD)》*1 《固めの墨/Immobilizing Ink(OD)》*1 《幻影の仔/Phantom Whelp(OD)》*1 《霊力/Psionic Gift(OD)》*1 《拒絶の儀式/Rites of Refusal(OD)》*1 《金言/Words of Wisdom(OD)》*1 《集中/Concentrate(OD)》*2 《行き詰まり/Standstill(OD)》*1 黒 《苦悩/Afflict(OD)》*1 《棺の追放/Coffin Purge(OD)》*1 《薄暮のインプ/Dusk Imp(OD)》*1 《巣立つインプ/Fledgling Imp(OD)》*1 《恐ろしい死/Ghastly Demise(OD)》*1 《病的な飢え/Morbid Hunger(OD)》*1 《モルグの窃盗/Morgue Theft(OD)》*1 《総帥の願望/Patriarch's Desire(OD)》*1 《囁く影/Whispering Shade(OD)》*1 《共食いゾンビ/Zombie Cannibal(OD)》*1 《保菌獣/Infected Vermin(OD)》*2 《苦痛をもたらす者/Painbringer(OD)》*2 《納墓/Entomb(OD)》*1 赤 《容認される損失/Acceptable Losses(OD)》*1 《無政府主義者/Anarchist(OD)》*1 《投鎖獣/Chainflinger(OD)》*1 《意気沮喪/Demoralize(OD)》*1 《ドワーフの兵卒/Dwarven Grunt(OD)》*1 《集中砲火/Flame Burst(OD)》*1 《カマールの願望/Kamahl's Desire(OD)》*1 《パーディック山の刀工/Pardic Swordsmith(OD)》*1 《焦熱の飛弾/Scorching Missile(OD)》*1 《破砕/Demolish(OD)》*2 《溶岩のあぶく/Lava Blister(OD)》*1 《飛来する石弾/Volley of Boulders(OD)》*1 緑 《地図作り/Cartographer(EX)》*1 《精励する農場労働者/Diligent Farmhand(OD)》*1 《象の待ち伏せ/Elephant Ambush(OD)》*1 《一瞬の平和/Moment's Peace(OD)》*1 《筋力急伸/Muscle Burst(OD)》*1 《原初の激情/Primal Frenzy(OD)》*1 《シートンの願望/Seton's Desire(OD)》*1 《簡略化/Simplify(OD)》*1 《森林地帯のドルイド/Woodland Druid(OD)》*1 《綿密な偵察/Deep Reconnaissance(OD)》*1 《ワームの咆哮/Roar of the Wurm(OD)》*1 《小枝を歩くもの/Twigwalker(OD)》*1 《リスの群れ/Squirrel Mob(OD)》*1 アーティファクト 《スカイクラウドの卵/Skycloud Egg(OD)》*1 土地 《見捨てられた前哨地/Abandoned Outpost(OD)》*1 《沼の漂流物/Bog Wreckage(OD)》*1 《荒らされた高地/Ravaged Highlands(OD)》*1 ぱっと見おかしい(笑)。 コモンにダブリは無いのに、アンコモンがほとんど2枚組みで出てきている。 ソーティングかもと思ったものだが、ブースターパック2つでかぶるのは最大でも 3組。5組出ているし、コモンにダブリが無いことを考えると、純粋に パックの組み合わせが良かったんだと思う。 シールドで強力な戦力となる《熟練の薬剤師》、《むら気な天使》ほか、《エイヴンの射手》 2枚を筆頭に大量のシステムクリーチャーと飛行のいる白はメイン決定。 また、《苦痛をもたらす者)》2枚を中心にクリーチャー除去が大量にある黒を第2色に決定。 実際の話、2色で組めれば何の問題もないのだが、いかんせんクリーチャーが微妙に薄い。 で、補助に入れる色を青にするか緑にするかですこし迷う。 赤は、火力は充分だけど、クリーチャーが《投鎖獣》だけではいかんともしがたい。 クリーチャー除去は黒に任せれば良いので切り捨てる。 《ワームの咆哮》、《筋力急伸》、《象の待ち伏せ》には少々惹かれるものがあったが、 青の《セファリッドの物あさり》、《セファリッドの斥候》と《苦痛をもたらす者》の 相性のよさを考え青に決定。《セファリッドの物あさり》の強力さは、過去にやった シールド戦でで経験済みだし、緑はメインで対策カードが入ることが多々あるし。 で、できたデッキがこれ。 白(12) クリーチャー 《雲を追うエイヴン/Aven Cloudchaser(OD)》*1 《尊い癒し手/Hallowed Healer(OD)》*1 《秘教の幻想家/Mystic Visionary(OD)》*1 《巡視犬/Patrol Hound(OD)》*1 《正義の巡礼者/Pilgrim of Justice(OD)》*1 《エイヴンの射手/Aven Archer(OD)》*2 《熟練の薬剤師/Master Apothecary(OD)》*1 《むら気な天使/Wayward Angel(OD)》*1 その他呪文 《カーターの願望/Kirtar's Desire(OD)》*1 《考え直し/Second Thoughts(OD)》*1 《避難/Shelter(OD)》*1 青(4) クリーチャー 《セファリッドの物あさり/Cephalid Looter(OD)》*1 《セファリッドの斥候/Cephalid Scout(OD)》*1 その他呪文 《入念な研究/Careful Study(OD)》*1 《非物質化/Dematerialize(OD)》*1 黒(8) クリーチャー 《薄暮のインプ/Dusk Imp(OD)》*1 《巣立つインプ/Fledgling Imp(OD)》*1 《苦痛をもたらす者/Painbringer(OD)》*2 その他呪文 《苦悩/Afflict(OD)》*1 《恐ろしい死/Ghastly Demise(OD)》*1 《病的な飢え/Morbid Hunger(OD)》*1 《総帥の願望/Patriarch's Desire(OD)》*1 アーティファクト(1) 《スカイクラウドの卵/Skycloud Egg(OD)》*1 土地(17) 《見捨てられた前哨地/Abandoned Outpost(OD)》*1 《沼の漂流物/Bog Wreckage(OD)》*1 《平地/Plains》*6 《沼/Swamp》*5 《島/Island》*4 計42枚のデッキ。 大量のシステムクリーチャーと大量のクリーチャー除去、数ある飛行クリーチャーと、 一度コントロールを握ってしまえばライフ1点からの逆転も可能なデッキに仕上がる。 入れなかったカードとしては、《集中》は色マナの問題で、《保菌獣》は あまりにも自分のクリーチャーにタフネス1が多い為、《霊力)》はトークン・クリーチャーと、 クリーチャー以外のパーマネントに対処する方法がほしかったので《非物質化》を 入れたため断念。まあ、黒の除去が多いのでなんとかなるとあきらめる。 (結果的には、《霊力》の方が良かったかも。2戦目は大抵《非物質化》を抜いて 《霊力》を入れることになった。) 大型クリーチャーがぼこぼこ出てくるデッキやプロテクション(黒)をメインにしている デッキにはつらいが、そのようなデッキはシールドじゃあまりお目にかかれないので 気にしない方向で。万が一対戦したとしても、軽減とタフネス減少によるクリーチャー除去で 何とかしのげるかも。 なんにせよ、、《苦痛をもたらす者》2枚ってのがうそ臭いデッキ。 1回戦 2-0-0 (緑赤) 1戦目 《正義の巡礼者》と間違えて《尊い癒し手》で相手の赤クリーチャーをブロックしてしまい みすみす《正義の巡礼者》を生贄にささげるはめになるが、《苦痛をもたらす者》で、こまごまと クリーチャーを除去し、膠着状態に。相手の象トークンを何とかかわしつつ、長い時間が過ぎた後 《むら気な天使》が登場し、相手が投了。 2戦目 《熟練の薬剤師》、《正義の巡礼者》とダメージではどうにもならない状況。で、相手は緑赤なので どうにもできず、そのうちに《苦痛をもたらす者》&《セファリッドの物あさり》コンボが決まる。 相手はこちらの《苦痛をもたらす者》をがんばって除去したが、2体目が出るとやってられないという表情。 そりゃそうだよなあと思いつつ、飛行クリーチャーで攻撃して勝利。 2回戦 2-0-0 (青緑赤) 1戦目 飛行クリーチャーを並べるのは良いが、《クローサの射手/Krosan Archer(OD)》、 《空に射るもの/Skyshooter(OD)》によって攻撃できない状況。なんとか《苦痛をもたらす者)》を出して 《空に射るもの》は除去したものの、《クローサの射手》が森が複数枚アンタップ状態でどうにもならない。 相手のアンタップの森が1枚のとき、チャンスとばかり、「《クローサの射手》に-4/-4」と言ってしまう。 当然+0/+2されてなんとも無かったかのように。大ポカしてしまうが、《セファリッドの物あさり》からのコンボで 他を一掃。後《むら気な天使》につなげて勝利。 2戦目 順調に《尊い癒し手》、《熟練の薬剤師》を出す。ここで、あえて《熟練の薬剤師》をタップして 相手にターンを譲る。《尊い癒し手》に飛んでくる《炎の稲妻/Firebolt(OD)》。タップして「自分自身を2点軽減」 と言うと、相手は怪訝な顔をするが、《熟練の薬剤師》のテキストを見せて納得してもらう。 相手が《霊力》を使うも、持っていた《雲を追うエイヴン》ですぐに破壊。うまい具合に相手の アドバンテージを失わせて、そのまま飛行クリーチャーで勝利。 3回戦 1-2-0 (白緑青) 1戦目 場に大量のシステムクリーチャー(軽減、ドロー、除去)を並べて次のターンからは《苦痛をもたらす者》 が動き出すという、充分余裕シャクシャクな体制で相手のターン。 「《文化交流/Cultural Exchange(OD)》」・・・もっていかれた《苦痛をもたらす者)》。 《非物質化》を引くまでに、こちらのシステムクリーチャーほぼ全滅。 あっさりとスレッショルドで大きくなった《飛びかかる虎》で死亡。 《苦痛をもたらす者》の能力がタップだけというのが、ここでは裏目に。 2戦目 相手の動きが悪いうちに、ほぼ毎ターン土地とクリーチャーを並べて、《むら気な天使》 を出したところで相手が投了。 3戦目 今度はこちらの動きが悪い。序盤もたもたしていると、きっちり場を制圧される。 こちらも何とか応戦しようとクリーチャーを並べて《むら気な天使》を出すが、 したくもないスレッショルドになってしまい、毎ターンクリーチャーを生贄に捧げる羽目に。 《一瞬の平和》、フラッシュバック《一瞬の平和》、《美徳の巡礼者/Pilgrim of Virtue(OD)》と、 実に3ターンもの間ダメージを与えることができず、生け贄用の《雲を追うエイヴン》をカウンターされて終了。 4回戦 2-0-0 (白緑赤) 1戦目 《セファリッドの物あさり》&《苦痛をもたらす者》のコンボが 決まり、丁重に相手のクリーチャーを除去して、飛行クリーチャーで勝ち。 2戦目 互いにクリーチャーを除去しつつ、細々とダメージを与え合うターンが続いた後、相手に《秘教の処罰者/Mystic Enforcer(OD)》! もちろんスレッショルドにはお互いとっくに達成していて毎ターン6/6が攻撃する展開に。 なんとか《熟練の薬剤師》&《正義の巡礼者》で4点軽減するも2点のダメージが続く。 なんとか飛行クリーチャーを並べて2対1交換による除去に成功。で、返すターン《むら気な天使》登場。 場には天使と2体のクリーチャー。1ターンは《美徳の巡礼者》によって防がれるが、7点与えたターン。相手が残りライフが5点。 場には天使以外のクリーチャーがいなかったので、《雲を追うエイヴン》を出した上で、 天使に《霊力》。これで次のターンの維持も可能かと思いきや、《雲を追うエイヴン》に 《集中砲火/Flame Burst(OD)》を打ち込まれそれもままならない。手札にはクリーチャーもいないので、 ジリ貧で負けるかもと思ったが、墓場を確認すると、《病的な飢え》が。土地を数えると8枚。 じゃあ、攻めてみるかと思い、相手のエンドに本体に《霊力》付き天使タップで1点、自分のアップキープに本体に 1点。相手の残りライフが3点になったところで、ドロー!土地! さくっと《病的な飢え》をフラッシュバックして勝ち。 5回戦 2-0-0 (青黒赤) とうとう身内との対戦。ART氏のアボシャンデッキ。空き時間に何度か対戦をし、先に場を制圧した方が 勝つっぽい。つうか、アボシャンでたら終わりか?除去っても墓場から回収して又出してくるいやなデッキ。 1戦目 ART氏はちゃんと土地を置いているのに苦い顔。色事故かな?と思いつつ毎ターン出すクリーチャーで 攻撃を繰り返し、ART氏の残りライフが一桁になってようやく出てきたクリーチャーをバウンス&除去したら、 ART氏はあきらめてデッキを片付け始める。 2戦目 うって変わって、今度はこちらが土地が3枚で止まっている間に、《セファリッドの皇帝アボシャン/Aboshan, Cephalid Emperor(OD)》 《セファリッドの物あさり》、《セファリッドの斥候》と島が3枚以上並ぶ状況に。 しかも《苦痛をもたらす者》のおまけ付き。 毎ターン3枚の土地を縛られ、あまつさえ地上クリーチャーをタップさせられる状況で、目の前が真っ暗。 唯一勝機があるとすれば、ART氏が墓場に全くカードを落とそうとしないので、《苦痛をもたらす者》が 使用できないので、こちらのクリーチャーが除去されていないということ。。 数ターン後、土地と手札が貯まり、《セファリッドの皇帝アボシャン》に《恐ろしい死》。 そして《苦痛をもたらす者》に《苦悩》。で、自分のターンに《苦痛をもたらす者》を召喚。 これで一気に状況が変わり、うっとおしいセファリッドを除去し、《セファリッドの皇帝アボシャン》 を出されてもあまり痛くない状況に。なにせ、除去っても除去っても《グレイブディガー/Gravedigger(7E)》や 《モルグの窃盗/Morgue Theft(OD)》で帰ってくるアボシャン。で、場の制圧の後、システムクリーチャーと、飛行クリーチャーを展開し、状況を固めた上で 《むら気な天使》が登場して、ゲームが終わる。 結果 4勝1敗0分けの4位 ポイント12点は3人いたけどOPPの差が大きかった。最終戦、ART氏が2-1-1だったのが響いたかな?と思ったり。 総評 デッキが勝手に勝たせてくれます。とは、大げさだけど、アンコモンの2枚組みが強すぎ。《セファリッドの物あさり》 とのコンボは凶悪で、墓場を使うことで、《むら気な天使》のスレッショルドも回避しやすいというおまけ付き。 実際自分がデザインしたように動いたと思う。 ポカミスがちらほらあったが、それを補って余りあるパワーを持ったデッキだったと思う。 やはり、オデッセイオンリーシールドは「運ゲー」なのだろうか。