キイェルドの祝祭(後編) 翻訳ノート  また判断に困る文がいくつかあって非常に頭がテンパりました・・・  添削してくれたみなさん、ありがとうございます。 ・彼は宙に素早く手を動かし、  ハルヴォアが戦っている珍しいシーンです。今まで目にした事のない魔法ですが・・・ ・両人は、キイェルドーで最も熟練した騎士たちだった。  さすが騎士団長。実力でその地位にいることがはっきりわかります。 ・さらにもっと多くのものが、家々に火を付けながら、外の通りを歩き回っていた。  火をつけてまわっているのか、死体にする比喩的な表現なのかいまいち。  まあ以前に焼き払われた、という記述もありますから、それを考慮して。 ・「ケイサ!」ハルヴォアが叫んだ。「こっちに来なさい!」  乱戦のなかでもケイサ大事のようです。溺愛してますねぇ ・ 命はぬくもりなり…  平和は癒しなり…   この文句は、《Hot Springs(IA)》のフレイバーでも見ることができます。 ・ハルヴォアは、少女の目に宿る力と冷静さに驚かされた。  コールビーヨーンが引き出した力、と見ることもできますが、この少女が本来 持っている力なのでしょう。 ハルヴォアの方がずっと長くつきあって来ている はずなのですが、その素質がいきるのは、どうやらコールビーヨーンのもとに あったほうがいい、ということを確信させられる場面でしょう。 ・憎悪と恐れが、彼の顔をゆがめていた。  これが、プレインズウォーカーの力なのか。まさに神に等しい力の行使の瞬間でも あります。 ・ディーサは生命と力の注入を感じ、うなじの毛は逆立った。  《Infuse(IA)》? ・他の人たちが理解も、そして注意を払いもしなかったことについて、  フレイアリーズや、森の生活についてでしょうか? ・泣きはらした目は赤かった。  本当に、人情味に溢れた人物であることがこういった描写からもわかります。 ・「少なくとも、彼らは夜明けの光のなかでは、再び立ち上がりはしませんでした。…」  多少気まずそうにしながらも、騎士たちはこっちの方が気がかりらしいです。 ・「緑の女神は、わたしのお母さんだから」  精神的な意味で「母親」のようです。育ての母(予定)といったところですか。 ・「私は、目の当たりにした奇跡に異議をはさむこともしないし、…」  なんとも理性的な答えです。一晩経って頭を冷やした、というところでしょうか。 ・「そう、フレイアリーズにも。ああ、他の誰でもいいわ」  死地をくぐったのは始めてではないだろうに、ここまで言わせるということは、 この体験がどれほど絶望的だったかを物語っています。  非常に短い期間でありながら、重要な出来事を扱った物語でした。  アイスエイジの有名キャラクターの活躍は、「エターナル・アイス」で 語られています。  主にヤヤ・バラードたちを中心に話が進むようですが…  こういう翻訳は、やっていて難しいですが面白いですね。