Encyclopedia of Dominiaより: この文章は独自に翻訳したものであり、公式なものではありません。また、稚拙な訳ではありますが、お楽しみ頂ければ幸いです。(by JFK@あんかば) ドミニア百科辞典− Torsten Von Ursus トルシュテン・フォン・ウルザス  かつては、伝説的でもあるジェンゲス(Jenges)騎士団の一員であったトルシュテン・フォン・ウルザス(Torsten Von Ursus)は、レンナ(Wrenna)国の出身です。恐るべき魔道士がレンナの王位を簒奪した後、この偉大なる戦士は自らの教団を辞して南西へ落ち延びましました。  トルシュテンはハールーン山脈(Hurloon Mountains)の麓でいくばくかの時を過ごし、ミノタウルスたちに捕らえられ、彼らのことを学ぶ機会を得た後、その恐怖の領土に実際に入っていったのでした。  ミノタウルスが残忍な獣などよりもっと上等な生き物であるという彼の信念はその当時革命的でした。(そして、私たちの間でその教養が少しはあるとはいえ、いまだに革命的なのです)  数年の間ミノタウルスの哲学を学んだ後、トルシュテンは旅立ちました。  彼が荒廃したベンフォーサ(Benfosa)の街に偶然辿りついたとき、トルシュテンは即座に、自分の生涯の仕事を見いだしていたことを悟りました。ベンフォーサは、彼の集めた賢明さと社会の哲学を実行するのに最適な場所だったのです。  ベンフォーサを彼の目指す独立国家に変えることを決心し、トルシュテンは、新たに名前をベナリアと改められた街の住民の不承不承のものも含めて、自分の邪魔になるものを除いていきました。  時には乱暴な策を使い、彼の意思の強さと天性のリーダーとしての残忍なまでのカリスマ以外の何ものも使わず、トルシュテンは国の全てを作りあげました。  彼の目標とするものの成功を収めたあと、トルシュテンは齢72にして亡くなりました。彼の跡を継ぐ者に、彼の7人の副官とその一族が、ベナリアを交代で管理するという伝説的な遺勅をのこして。