27/Jan./2003 ・打ち消されない呪文と打ち消し呪文の相互作用 Scragnoth / スクラーグノス(TE) 4緑 クリーチャー -- ビースト(Beast) (3/4) プロテクション(青). Scragnothは打ち消されない。  Q: スタックに乗っているとき、青の呪文の対象にとることはできないの   ですか?  A: いいえ。プロテクションは、場に出ている間のみ有効です。 Obliterate / 抹消(IN) 6赤赤 ソーサリー Obliterateは打ち消されない。 全てのアーティファクトと、全てのクリーチャーと、全ての土地を破壊する。それらは再生できない。 Kavu Chameleon / カヴーのカメレオン(IN) 3緑緑 クリーチャー -- カヴー(Kavu) (4/4) Kavu Chameleonは打ち消されない。 {緑}:Kavu Chameleonは、ターン終了時まで、あなたが選んだ1色の色となる。 Root Sliver / 樹根スリヴァー(LGN) 3緑 クリーチャー -- スリヴァー(Sliver) (2/2) Root Sliverは打ち消されない。 スリヴァー(Sliver)のクリーチャー呪文は打ち消されない。 Vexing Beetle / いらつき甲虫(LGN) 4緑 クリーチャー -- 昆虫(Insect) (3/3) Vexing Beetleは打ち消されない。 Vexing Beetleは、どの対戦相手もクリーチャーを1体もコントロールしていない限り、+3/+3 の修正を受ける。  Q: 「打ち消されない」とはどういうことですか?  A: 打ち消し呪文の対象にすることはできますが、打ち消されることはない   ということです。呪文の打ち消す部分だけが失敗し、そのまま解決されます。 Blurred Mongoose / 疾風のマングース(IN) 1緑 クリーチャー -- マングース(Mongoose) (2/1) Blurred Mongooseは打ち消されない。 Blurred Mongooseは、呪文や能力の対象にならない。  Q: スタックに積まれているとき、呪文の対象にとることはできないのですか?  A: いいえ。特にそうである書かれていないパーマネントの能力は、場に   あるときにしか働きません。 Urza's Rage / ウルザの激怒(IN) 2赤 インスタント キッカー:{8赤}. Urza's Rageは呪文や能力によっては打ち消されない。 Urza's Rageは、対象のクリーチャー1体か対象のプレイヤー1人に、3点のダメージを与える。あなたがキッカー・コストを支払った場合、その代わりに、Urza's Rageは、対象のクリーチャー1体か対象のプレイヤー1人に、10点のダメージを与え、このダメージは軽減できない。  Q: 「呪文や能力によっては打ち消されない」とはどういうことですか?  A: ゲームのルールによって打ち消されることはあるということです。例えば、   その対象がすべて不正となった場合などです。ゲームのルールは呪文でも   能力でもありません。 ・《吸収/Absorb(IN)》《蝕み/Undermine(IN)》   ライフの獲得・減少は発生します。 ・《Arcane Denial(AL)》   対象呪文のコントローラー、これのコントローラーは両方とも、カードを  引くことができます。 ・《不思議のバザール/Bazaar of Wonders(MI)》   同名のカードが墓地または場にある場合でも、そのまま場に出ます。 ・《紛糾/Complicate(ONS)》   普通にプレイしても、これらの呪文を打ち消すことはできません。  サイクリング誘発型能力によって打ち消そうとした場合でも、やはり  打消しには失敗し、解決が終了して擬呪文はスタックから取り除かれます。  そのあと、サイクリング能力が解決し、カードを1枚引くことができます。  サイクリング能力とサイクリングによる誘発型能力は別々にスタックに  乗っていることに注意してください。 ・《奪取/Desertion(6E)》   打ち消しが失敗したとき、クリーチャーやアーティファクトを場に出す  置換効果も起こりません。対象の呪文は変わらずスタックにあり、  置き換えるべきものがないからです。 ・《偏向/Deflection(7E)》 ・《誤った指図/Misdirection(MM)》   《ウルザの激怒/Urza's Rage(IN)》は打ち消されないだけであり、  対象を置き換えることは可能です。 ・《放逐/Dismiss(TE)》 ・《除外/Exclude(IN)》 ・《テフェリーの反応/Teferi's Response(IN)》(限定) ・《打破/Confound(PS)》 ・《Force Void(IA)》 ・《Burnout(AL)》(限定)   打ち消しに失敗しますが、カードを引くことができます。 ・《まごつき/Discombobulate(ONS)》   打ち消しには失敗しますが、ライブラリーを見ることはできます。 ・《アーテイのおせっかい/Ertai's Meddling(TE)》   他の呪文と同じように解決を遅らせることができます。 ・《Equinox(LG)》(限定)   クリーチャー化している土地に致死ダメージを与えるという状況限定  ですが、《ウルザの激怒》は打ち消されることはありません。ダメージは  与えられ、その土地クリーチャーは致死ダメージを受けたことにより墓地に  置かれるでしょう。(再生するなどして救うことはできるでしょうが) ・《禁止/Forbid(EX)》   打ち消しが失敗するだけであり、対象が不正で打ち消されたわけでは  ないので、バイバックできます。 ・《忘却の掌握/Grip of Amnesia(JU)》   「取り除かない」ことを選んでも、打ち消されません。  もちろん、全て取り除いてもかまいません。  どちらの場合でも、カードは引くことができます。 ・《ラクァタスの侮蔑/Laquatus's Disdain(JU)》   打消しには失敗しますが、カードは引くことができます。 ・《Mana Drain(LE)》   打ち消しに失敗しても、マナは加えられます。 ・《イクシドールの意思/Ixidor's Will(ONS)》 ・《撹乱するピット魔道士/Disruptive Pitmage(ONS)》 ・《堂々巡り/Circular Logic(TO)》 ・《氷の洞窟/Ice Cave(AP)》 ・《In the Eye of Chaos(LE)》 ・《Invoke Prejudice(LE)》 ・《魔力の乱れ/Force Spike(5,7E,LE)》 ・《回避行動/Evasive Action(AP)》 ・《撹乱/Disrupt(IN,WL)》 ・《問題児/Disruptive Student(UZ)》 ・《軽快なリフレイン/Lilting Refrain(UZ)》 ・《誤算/Miscalculation(UL)》 ・《再考/Rethink(PR)》 ・《目くらまし/Daze(NE)》 ・《マナ漏出/Mana Leak(SH)》 ・《Nether Void(LE)》 ・《Vodalian Mage(FE)》   「支払わない」ことを選んだとしても、打ち消されません。  もちろん、支払うことを選んでもかまいません。 ・《魔道士の競演/Mages' Contest(IN)》   「あなた」が賭けの勝者でも、ライフを失い、打ち消しに失敗します。 ・《記憶の欠落/Memory Lapse(7E)》 ・《雲散霧消/Dissipate(MI)》 ・《中略/Syncopate(OD)》 ・《液化/Liquify(TO)》   打ち消しに失敗したときには副作用を持ちません。これは、この呪文が  「打ち消しが成功した後に、墓地ではない場所にそのカードを置く」  という置換能力を持つ打ち消し呪文であるためです。   もっと細かく言えば、解決中にのみ、この置き換えは有効であり、  対象にとった呪文が打ち消されずスタックにありつづけるため、「墓地に  置く」イベントが発生しないため、です。 ・《魔力消沈/Power Sink(6E)》   「支払わない」ことを選んだ場合、その副作用は発生します。 ・《鎮圧/Quash(UD)》   スタックに乗っている《ウルザの激怒(IN)》は打ち消されませんが、  墓地、手札、ライブラリーにある《ウルザの激怒(IN)》はゲームから  取り除かれます。 ・《巻き直し/Rewind(UZ)》   打ち消しに失敗しますが、土地はアンタップできます。 ・《呪文乗っ取り/Spelljack(JU)》   打ち消しに失敗したときにはゲームから取り除かれないため、  自分の手札にあるかのようにプレイすることはできません。これは、  この呪文が「打ち消しが成功した後に、墓地ではない場所にその  カードを置く」という置換能力を持つ打ち消し呪文であるためです。   もっと細かく言えば、解決中にのみ、この置き換えは有効であり、  対象にとった呪文が打ち消されずスタックにありつづけるため、「墓地に  置く」イベントが発生しないため、です。 ・《衰亡の加護/Withering Boon(MI)》   打ち消しに失敗し、3点のライフを失います。 《青霊破/Blue Elemental Blast(4E)》 《赤霊破/Red Elemental Blast(4E)》 《水流破/Hydroblast(5E)》 《紅蓮破/Pyroblast(5E)》 《呪文破/Spell Blast(6E)》 《霊魂放逐/Remove Soul(6E)》 《対抗呪文/Counterspell(7E)》 《Flash Counter(LG)》 《Force of Will(AL)》 《介入/Intervene(UL)》 《塩水の匂い/Scent of Brine(UD)》 《妨害/Thwart(MM)》 《撃退/Foil(PR)》 《禁制/Prohibit(IN)》 《魔道士の競演/Mages' Contest(IN)》 《悪意+敵意/Spite,Malice(IN)》 《アーテイの計略/Ertai's Trickery(PS)》(限定) 《反論/Gainsay(PS)》 《ドロマーの魔除け/Dromar's Charm(PS)》 《疲れ切った反応/Jaded Response(AP)》 《全面否定/Fervent Denial(OD)》 《溶岩操作/Molten Influence(OD)》 《被覆/Envelop(JU)》 《次元の混乱/Planar Chaos(JU)》 《恍惚の精神/Psychic Trance(ONS)》 《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy(ONS)》 《虚空魔道士の弟子/Voidmage Apprentice(LGN)》   打ち消されない呪文に対して(あらゆる状況で対象にとって)これらの呪文や  能力をプレイした場合、打ち消しの部分が失敗し、そのまま解決が終わり、  墓地に置かれます(擬呪文はスタックから取り除かれます)。プレイするだけ  損ですが、手札のカードを使う目的は果たすことができます。 《死の掌握/Deathgrip(5E)》 《生の躍動/Lifeforce(5E)》 《聖なる灯火の騎士団/Order of the Sacred Torch(6E)》 《ストロームガルドの陰謀団/Stromgald Cabal(6E)》 《ウンヤロ・グリフィン/Unyaro Griffin(6E)》 《果敢な弟子/Daring Apprentice(7E)》 《Tidal Control(AL)》 《Thrull Wizard(FE)》(限定) 《Mistfolk(IA)》 《Brine Shaman(IA)》 《ムンドゥングー/Mundungu(VI)》 《拒絶/Abjure(WL)》 《躊躇/Hesitation(SH)》 《熟達の魔術師アーテイ/Ertai, Wizard Adept(EX)》 《無のブローチ/Null Brooch(EX)》 《消火/Douse(UZ)》 《塩水の予見者/Brine Seer(UD)》 《外交官随員/Diplomatic Escort(MM)》 《要塞の生物学者/Stronghold Biologist(NE)》 《要塞の機械技師/Stronghold Machinist(NE)》 《トゲ尾のドレイク/Spiketail Drake(PR)》 《トゲ尾の雛/Spiketail Hatchling(PR)》 《沈める原野/Sunken Field(PR)》 《堕落した者アーテイ/Ertai, the Corrupted(PS)》 《セファリッドの祭殿/Cephalid Shrine(OD)》 《守護ウィザード/Patron Wizard(OD)》 《拒絶の儀式/Rites of Refusal(OD)》   打ち消されない呪文に対して(あらゆる状況で対象にとって)これらの能力を  使用したとしても、結果的には「コストの払い損」となります。   これらは、「打ち消されない」呪文だけに対する相互作用であることに  注意してください。打ち消し呪文が打ち消された場合は、テキストに記載  されている全てのイベントが起こりません。 Comp. Rules103.2. および 416.3.も参照。