GP静岡でうなぎでも食おうの旅 (このお話は、事実を適当に脚色したフィクションです。)  仕事で忙しい中、なんとか4人の仲間を集め、我々は性懲りもなく静岡へ出発するのだった。  今回の旅の仲間はART氏、スギムー氏、そして安城からの使者Alkett氏。4人で高速乗れば安いよね、つーことで朝9時、ガイアに乗りこみ出発〜。  東名をひた走る我らがガイア。スッパ抜いていく感じ悪い車には主砲をお見舞いだ。 「12時マーク2、距離700!」  誰が戦車長なんだ〜、操縦手はART氏だから、砲手はAlkett氏だなー(ぉ  などとバカな話をしつつ、東名を走りつづける。 ART「なあここらで帰らねえ?」  またかよ!(京都行時参照)  とにかく浜名湖でうなぎを食うまでは帰れると思うな!(違  しばらく走って浜名湖PAに到着。上りと下りが一緒なんだね。ココ。 Alkett「ここまで来たら、うなぎバーガーを食べないとね」 ART「旨いの?」 Alkett「俺はもう食ったことあるから」  そういうことか。  静岡までは遠いねえ。まだ半分も来てないのかー。  お土産ものを買うのは帰りにしようとうことで、昼ご飯代わりにうなぎドッグを購入。旨いのかどうかわからないが、せっかくだから。 スギムー「どう?」 JFK「パンと野菜とうなぎの味がする」  と、自販機でたいやきが売っているのを発見したART氏、 ART「奢って〜」 JFK「ART氏が壊れた〜」  仕方ないのでたいやきを奢ってあげる俺。ほら、なんとか言え。 ART「嫌だ(もぐもぐ)」  喜んでたいやき食ってる割に反抗的だな。せめて証拠写真でも撮れないかな? ART「今日はデジカメ持って来てないぞ(んぐんぐ)」  じゃあそこでカメラを買ってきて撮ってやる…コラ逃げるな!  人にたいやきを奢らせておいて反抗的なドライバーが車に戻ってしまったので、浜名湖を眺めた後、再び車中の人に。  無事静岡市内に到着し、ツインメッセを目指す。駐車場は…アテにしてないので隣のヨーカドーに車を停める。  車疲れの体をほぐした後、隣のメッセへ移動。すでに12時。なんつーかもう疲れたよ。  会場を探してぐるっと一回り。と、ART氏がなにか見つけた模様。 「XXXオンリーイベント」  一同うへえ。  気を取り直して先へ進む…と、ああ、やはりわかる「例の雰囲気」。やっぱ空気が違うよ……と、名古屋勢の知り合いとすれ違う。この業界、狭いな。  会場に入ると人は多め。テーブルが多いのも目に付くが、バイヤースペースの広さは神戸と変わらない規模。さて、オデッセイのカード探すかー。  とは言うものの、めぼしいカードはほとんど売り切れ状態。かろうじて《摘出/Extract(OD)》《凶暴な火猫/Savage Firecat(OD)》《消えないこだま/Haunting Echoes(OD)》は残っているものの、《獣群の呼び声/Call of the Herd(OD)》《心の傷跡/Traumatize(OD)》はカケラも残ってない。まあしょうがないか。  と、伊藤ジャッジとばったり出会う。こちらに気付いていないようなので、アンブッシュをかける。かなり驚いた様子 伊藤ジャッジ「なんでここにいるんですか!?」 JFK「…なんとなく。」  お目当てのものが見つからないので、作戦を変更、とりあえず《凶暴な火猫/Savage Firecat(OD)》と《溶岩操作/Molten Influence(OD)》を確保しておいて、Rebecca Guayフォイルの購入に精を出す。何やってんだ俺。  思った以上に7版のカードが少ないので、《闇への追放/Dark Banishing(7E)》ほかをゲットしたに留まる。《セラの代言者/Serra Advocate(7E)》が欲しいんだけどなー。  えーと、\3800?夏目さん3人の5、6、700円の… 韓国バイヤー「OK,OK」  あ、いいの?サンキュー。あんま値下げなんて考えてなかったな、そういや。  せっかくだからまた聞いてみる。 JFK「《Vodalian Knights(FE)》ないですか?(笑)」 紙牌家店員「ないですねえ」  いや、わかってます。すいません。 スギムー「ソーリー、ハウマッチ?」  あー、あー、ダメだよスギムー。 スギムー「え?」  Sorryは謝罪するときに使うんであって、こういうときはExcuse meと言わないと。 スギムー「あ、そうやんね、ゴメー」  気をつけて聞いてると、けっこう「ソーリー」と呼びかけてる人が多いのに気付く。  中途半端に英語を使うよりは、ジェスチャーや電卓持ってたほうがずっと交渉はしやすいだろうね。うん。 スギムー「そんなもん?」  俺だって大して難しい会話してないよ。せいぜい「How much?」「《カード》do you have?」くらい。  そういや「オデッセイ」って言っても通じなかったんは焦った(^^ まあ通じないのは予想できたけど、「アディシ」って発音するみたい。 ART「いろいろ欲しいのあるから、交渉はスギムー氏に任せようかな」  ああ、まとめて買うんならそれがいいかも。 スギムー「今日は体調悪いんやけどなー」  …そしてこの後、スギムー氏の怒涛の値切り交渉が展開されることとなった…  お店を覗いていると、ART氏が袖を引っ張る。 ART「あれなに?」  見ると見慣れない土地カード。ああ、ポータル簡体字版の土地だね。実物は初めて見たよ。日本への入荷はほとんどないから、かなり珍しいよ。 ART「ちょっと高いな…」  買う気か貴様。 ん、まあでも手に入る機会は少ないから確かに欲しいね。沼がないみたいだけど……「Where's swamp?」「Sold out.」あらら。 ART「まあいいや、使うぶんさえあれば」  つーことで山、平地、島を購入するART氏。じゃあこっちは山と森。 ART「森カード、竹がいいね」  それはいいんだけど、その土地はなんだ。 ART「グル島とグル平地」  なんで買った!? ART「綺麗だから」  (´Д`;)  その後トイレでまた伊藤ジャッジと会う。変なシチュエーションで会うことが多いなと思った。  エクテンの大会(仙台トライアル)で準備不足のため小さな混乱が起きているとのこと。8月オラクルはやヴぁい数のカードが書き変わってるから、ちゃんと用意しとかないとマズイッスよ。  サイン会午後の部が近くなったので列に並ぶことにする。  しかし、待てども待てども列は動かず。どうやらアーティストがまだ来てないらしい。  列は会場の外まで伸び、外で座りこむのもわびしいぞー。  結局30分遅れてGlen氏到着。やっと列が進むー…と思いきや、ビクともせず。何故?  そのわけは、rk post氏をしのぐサービス精神の持ち主だということが後に判明するのだが、はっきり言って、サービスもほどほどにしないと逆に迷惑だな、と思った。カードの枠に点々までつけることはないだろうよー…  待たされたぶん嬉しいのだけれど、でももうちょっとなんとかして欲しいなと思う。  待つのは構わないけど、待たされすぎるのはこりごりだ。  結局2時間半かけてサインを貰い、帰るときは既に闇の中。しんどいー。  帰りの浜名湖PA。お土産はもちろんうなぎパイ。  ついでに夜の浜名湖を満喫するぜえ〜と湖側へ。 スギムー「何か見えた?」 JFK「真っ暗だった!(ハキハキと)」 ART「…」  ダルい雰囲気の中、ガイアは名古屋へと道を急ぐのだった。 JFK「仙台どうする?」 ART「絶対嫌だ」