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2000 Magic: the Gathering TokaiRegional Championship
東海地区選手権

1日目
  〜当日まで:

 いよいよ大会の日が迫りつつあるのだが、まだ完成とは言えないmyデッキ。そして個人的な多忙さもあって、いまいち気分は良くは無い。が、とにかく出かけることにする。
 なにせ選手権当日は1日中デュエルしっぱなしでサインなんか貰いに行っているヒマなんかなさそうだし。
比較的のんびりと11時すぎに到着。さっそく会場へ行ってみる。思ったほど狭苦しくはない。人もそう多いという感じでもなさそうだ・・・事務スペースは一段高い櫓の上にパソコンがしつらえられていて、テーブルがそれを取り巻いている。

 どうやら朝イチからGP名古屋のシールド戦は始まっているらしい。そのなかを縫いながらぐるりと1周してみる。
 と、端っこに物販スペースとサイン会テーブルが設置してある。どうやら始まったばかりのようだ。少し安心しつつ持って来たカードを確認しながら並んで待つことにする。
 待っている間に会場の雰囲気をつかむ。バインダーを広げているテーブル群はバイヤーだろうか? ふと横を通りすぎるのはスリーブを買ってテーブルに向かう"技師"中村氏。直前買いですか?(^^;

 持って来たカードについて、大会などでよく見る顔の人たちと話をしながら、順番が来るのを待つ。
 とりあえず、キリのいいところで10枚に絞って書いてもらうことにして、アンソニー、ランディ両氏の描く土地*4セットと、《魂の管理人/Soul Warden(EX)》《夜風の滑空者/Nightwind Glider(MM)》《ショック/Shock(6E)》《調律/Attunement(US)》、《樹上の村/Treetop Village(UL)》《Gorilla Shaman(AL)a,b》《Primitive Justice(AL)》《Gorilla Pack(IA)》のゴリラ連にサインを貰う。せっかくだから、それぞれのプリントイラストを買う(\2000)。
 アンソニーは当然?《有翼スリヴァー/Winged Sliver(TE)》を。ランディ氏のは迷ったけど《Dance of Dead(IA)》に《輝く光輪/Brilliant Halo(US)》の絵ハガキをオマケにつけてもらう。両方にサインもしてもらってもうウハウハであります!

 その時点で午前の部が締め切られてしまったので、しかたなくとなりの物販で\3000程度の買い物(ぎゃざ含む)。どんなオマケかと思えばAPACと英語の5版対応ストラテジー・ガイドを貰う。なんだかバカにされてる気分で今度はサイコロくじに挑戦してみる。

 これは、3d6(デカイ)の数と出目によって、腕時計等から呂布までピンキリの豪華粗品が貰える運試し。
一人5回までで\100。
 1度目のチャレンジでAPAC2,3を各2、ヴァンガード(ロフェロス)ゲット等で気を良くした2度目のチャレンジ。
 呂布*4&ナラスニ・ドラゴン1。 控えめに滂沱と流れる涙で何もかもかすんで見えますよ。

 そんなブルーなダイス運を見せびらかしていると、呂布を欲しいという奇特な方と交渉。未来に引き当てるかもしれない呂布を\50で処分することに成功。ちょっと空しさが漂うが気にしていてもしょうがない。

 ぎゃざ付録のアクエリのカードを《複雑な自動人形/Complex Automaton(NE)》とトレード。しかし、1枚\100で売ってる中国バイヤーがいてちょっと後悔。素直に換金しておけば良かったか? 高く買い取るところを見分けることが必要だったか! バイヤー選びって奥が深いな!

 たまにはGPの様子を見に行く。なんかデッキチェックで忙しかったり、外人チームは攻撃宣言とかが全て擬音だったり、フジケン氏は《火山風/Volcanic Wind(MM)》撃ってたり、頑張ってるなァ、と見ていたら、T先輩と出会う。先輩も明日の選手権に出場するらしく、「最近どうよ?」バナシをしながら、\100円コーナーを漁る。(ぉ

 ミントではない、プレイドや反りのはいったカードなので、変なレアや使えそうなアンコが何もかも\100。頑張って探せば確かにそれなりのモノが見つかる。思わず《ボガーダンの金床/Anvil of Bogardan(VI)》を買ってしまう俺が悲しい(^^;

 ついでに探していこう、とGlyphシリーズの白、緑を探すことにする。
 まずは日本のバイヤー・・・「グリフってありますか?」「それだけ抜かれて行かれちゃいました〜(^^;」
 ・・・珍しいこともあるもんだ、と次は中国系。
 バインダーをめくりながら「Excuse me, Do you Have Series of グリフ?」「What?」「グリフ。グリフ・オブ・ライフ」
 困った顔で通訳を呼ぶ売り子さん。いかん、通じてないよ ってどうやって正確に発音するんだこの単語?
 通訳サンはもち日本人なので欲しいモノはすんなりわかってくれるのだが、こちらも説明が通じない。
 「スペルを教えてくれ」と売り子さんがペンと紙を用意してくれる。最初からこうしとけば良かったか。(^^;
 で、「Glyph」と書くと、「Ooh, グフ! Here is!」
 ・・・なんか難しい発音だったよ・・・
 まあそんなで白と緑のグリフを入手成功!2枚で\500だったから、5枚セットで買ったらもちっと安くなったかもしれないな。

 おなかもすいたし、無性に眠くなってきたところで帰ることにする。ここで《オパール色の輝き/Opalescence(UD)》を買ったほうがなんぼも安かったことを後悔しつつ・・・

2日目


 チャットでART氏とサイドのうちあわせをした後、とりあえずメインの枚数調整をする。サイドは会場で選ぶのはいつもの話(ぉ

こんな感じのA.R2(Anti Repre Repre,対補充対策補充デッキ)俺仕様で。

土地*24
《島/Island》*9
《平地/Plains》*9
《アダーカー荒原/Adarkar Wastes(6E)》*4
《サプラーツォの岩礁/Saprazzan Skerry(MM)》*2

 #安定性を求めるため、岩礁を減らしてみた。基本地形もけっこうイイ感じで並ぶのでこれでもOKかな?

呪文*36
W《悟りの教示者/Enlightened Tutor(6E)》*1
1W《解呪/Disenchant(6E)》*2
1W《浄化の印章/Seal of Cleansing(NE)》*1
3W《補充/Replenish(UD)》*4
2WW《オパール色の輝き/Opalescence(UD)》*3
2WW《パララクスの波/Parallax Wave(NE)》*4
U《退去の印章/Seal of Removal(NE)》*4
UU《対抗呪文/Counterspell(6E)》*4
2U《秘儀の研究室/Arcane Laboratory(US)》*1
2U《調律/Attunement(US)》*4
2U《大あわての捜索/Frantic Search(UL)》*4
2UU《パララクスの潮流/Parallax Tide(NE)》*4

 #真正直な東京式リプレ。研究室は余り役に立たなかったのが痛い。教示者はもう1枚欲しかった・・・

サイドボード
W《消去/Erase(UL)》*3
2WW《神の怒り/Wrath of God(6E)》*3
2U《枯渇/Mana Short(6E)》*3
1U《軽快なリフレイン/Lilting Refrain(US)》*2
1U《寒け/Chill(6E)》*2
2UU《鎮圧/Quash(UD)》*2

 #メタが知れてるサイドは3-2の組みで決め撃ち。でもこれが以外と功を奏したらしい。今回の勝利の要因でもある。

第1回戦 ピット(純製) ×−×
Duel.1 私土地が2つしか並んでないんですけど、なんで向こうはもうコンボ始まってますか?(´Д`;)
Duel.2 バーゲンが止まりません。スカージを再召喚できるだけのマナ揃えてから1体目召喚しやがるし。嫌になるほどナイスプレイですよ。これはダメ。

第2回戦 補充(Touch緑) ○−×−○
Duel.1 なんか《はじける子嚢/Saproling Burst(NE)》が落ちてまーす!キケンキケン! とりあえず潮流でロックしてリプレ。勝ち。
Duel.2 《熱情/Fervor(6E)》まで落ちて殴って来ます。なんでしょうかあの苗木は?
Duel.3 危なげなくラスゴ撃って相手のクリーチャー化エンチャントを除去したのち、相手のオパールを利用して殴り勝ち。

第3回戦 ネオ・スーサイド(Touch赤) ○−○
Duel.1 いきなりスカージにツイスト付いてイタイイタイ。削られながらも波で除去してリプレ。殴るときに殺しを撃たれるが、潮流で自分の島*2を消し、そして波で潮流を消し、(青青)を出してカウンター。スタックバンザイ!
Duel.2 最初からクワガタを2匹置かれてかなりブルーが入る。様子見をしているのでこっちはヘタなモノを墓地に落とせない。土地が溜まったところでラスゴで流すものの、さらに1体呼ばれて幻滅。そこは印章で手札に返して再召喚をカウンター。
 とりあえず相手の土地を拘束するも、肝心のオパールを引けず、調律でガリガリ掘る。掘る。掘る。掘る。相手肉裂きとエヴァで攻撃態勢。エヴァを戻してすごい肉は身体で。俺も痛いが相手も痛い!けど序盤のアダーカー乱用のダメージ差で少々やヴぁめ。
 まだ引かないかこの!と2回補充を撃つ。まだ手札には2枚あるぞ?潮流が3枚並んでさらにロック。さらに掘る。まだ掘る。《命知らず/Reckless Abandon(UD)》撃たれてライフは3。とにかく掘るために調律2つを張る。1つめ。引かない。・・・考えたのち2つめ。引いた!衰微が怖いものの墓地に落として3回目のリプレ。そしてパンチ。殺しが来るがそれはちゃんと温存しておいたカウンターで難なくかわして終了。

第4回戦 補充(同系) ×−○−△
Duel.1 ダメです。相手が止められません。終了。
Duel.2 今度はこっちが回って勝ち。
Duel.3 消去などしか引いてこず、双方決め手にかけるままずるずると引き分け。
 となりのテーブルの外人さん(ツイスト黒)が補充に完勝してる。サイドの日中の光を見事に強迫で抜くなどプレイが走っている模様。「Nice Duress!」
 ああ、本場の発音って初めて聞いたよ!(ぉ
 「Dark Ritual(ダーク、リチュェー)」とか、「Phyrexian Negator(ファィレクシァン ニゲイタァー)」とか妙にカッコイイので、自分もプレイ中に「フレァンティク サーティ!」とか気取って宣言してました。(爆
 ついでに、今まで抹殺者を「ネガター」と呼んでたのは撤回(^^;

第5回戦 ピット(ドラグーン) ×−○−○
Duel.1 「あ、ピットだ」「あ、リプレだ」と始まる土地置き。どうやらリプレ対策してるらしく「カモ」(という意味の丁寧な言葉)と言われる。(--# スカージをカウンターするも、《死体発掘/Exhume(US)》されて結果同じ。ただ見ているのもくやしいので相手の墓地をしっかり確認しておく。ふ、ナメて貰っては困る。
Duel.2 相手が少々遅いのをいいことにこっちが潮流で拘束してそのままリプレって勝ち。あっけない。デュエル中に「おおあわての捜索の処理が違うので土地が起きない」と指摘される。
 あん?CRS翻訳してる人間にそんなことは通用しないんですがね。
 まあ仕方ないからそこは土地を起きないことにしつつ、ジャッジを呼ぶ。「サーチします」「ドローします」「捨てます」「土地起きます」の順番でも別に何の問題も無いことを思い知らせてあげたあと、そのアドバンテージがありながらも負けた相手。
 今、キミは運を落としたことに気がついたかい?
Duel.3 相手が平地二つとモノリス2つを出したところで潮流置き。それ以降土地を引かず。こちらは順調にリプレ。攻撃するところに解呪を撃たれるがなんなくカウンター。1戦目に聞いた言葉は空耳だったようで。

第6回戦 鉄線緑 ○−○
Duel.1 相手先。ラノワール。むう。ビートダウンかすき込みか?とりあえず土地置いてエンド。そしてぶどう。ストンピィですかい!しかも怨恨*2がおまけ?むっちゃ痛い。でも土地置いてエンド。今度は先に巨大化してパンチ。イタイイタイ。とりあえず印章でお帰り願うものの、ライフは少ない。それなりにサーチを開始。なんとか抒情詩人を押さえつつ、波でクリーチャーをGo Away。あとは掘ったものを補充してパンチ。危ない危ない。
Duel.2 こんどはリシャーダ港と樹上の村で土地を押さえられる。幸いクリーチャーはいないようなので、あらかじめマナを出しておいてドロー・ステップへ。「マナ・バーンはしないんですか?」
 ・・・5版ルールのクセが抜けきってないようだね? 説明しつつサーチ。港*2で寝かされたやつもアンタッ「その土地は起きませんよ・・・またですか(--; しかたなく誤解を認識させてあげるためにコールジャッジ。今度はキッチリ説明つけて解決させる。「こないだの地方大会ではジャッジがダメって言ってたので」・・・そのジャッジはとても勉強不足に違いない・・・
 僕に対して捜索の解決をチェックしてくると負けるというジンクスが功を奏したのか、このドローでコンボ発動。完封。
 あとで聞いたところ《からみつく鉄線/Tangle Wire(NE)》が入っていたらしい。出てこなければ意味はないが・・・
 終了後、となりのデュエルでトラブルが。どうやら鉄線の処理でもめているらしい。かわりに大声でジャッジを呼んであげる。呼ばれて「はいはいー、ジャッジはいつでもそばにいますよ〜」
 おはようからおやすみまでいっしょにいるジャッジなんて嫌です。
 ついでに、「ジャッジはいつでも心の中にいます」なんてナイトメア〜ンなのも願い下げっぽいです(ぉ
 そんなブルーな話は置いといて、鉄線の処理を説明するジャッジ。その後、プレイヤーが「解決のときに鉄線が場になかったらどうなるんですか?」と質問。それに対してもジャッジは説明をするが・・・それはティーチングでは?
 影でツッコミをいれつつ暖かく見守るのだった。

第7回戦 補充(同系) ×−×
Duel.1 こちらの準備が整わない間に、さくさくサーチ&補充。それは負けるって。
Duel.2 充実のサイドボードを生かし・・・って、サーチで引いてきたのが2枚とも鎮圧ってなんやねん!1枚を手札に残し、泣く泣くサイドカードを捨てるハメに。その際、手札の鎮圧を落としてしまう!よりによって一番隠したい物をぉぉぉ!
 どうやら相手は補充が手札にある模様。こちらもヘタに動くと補充されるため待つしかない。しかし・・・焦って調律でパララクスの潮流を落としてしまった時点で、ほぼ負けが決定。次のターンには教示者で潮流を出され、補充されて終了。
 サイドに頼りすぎてデッキの回し方を見失った自分が悪いのさ・・・痛恨の判断ミス。

第8回戦 ポンザ ○−○
Duel.1 何だか赤い。やべぇポンザか?
 ・・・ってギトゥが殴ってくるんですけど。(^^;港で1マナ拘束されてるのであまり思うように動けずちと困る。
 その後フルタップで稲妻のドラゴンを出されるも、「それじゃあ」とフリーになった土地でサーチ。・・・潮流?なんだ、ドラゴン除去れるうえに止まるなぁ。・・・あとはそのまま拘束して勝ち。
Duel.2 相手、黄塵地帯や港を出すも、こちらは2ターン目にChill成功。一気に安心感が増す。そのあと土地しか引かないようで、かなり荒れながらドローしている。
 まあ無理も無いか、と様子見で潮流で拘束を繰り返し、ようやく引いたフルタップのなだれ乗りもあっさりカウンター。あとは黄塵地帯を警戒して温存しておいたアダーカーから白マナを出し補充。

 結果、5-2-1の34位/107。何故か4連勝したART氏の勝ちっぷりが異常かとも思うが、アンチリプレで正解だということの何よりの証拠ではないだろうか?
 青茶単、ワイヤー・バーンなども上位にいたものの、やはり中軸はリプレ。やはり今回の大会の《ズアーの運命支配/Zur's Weirding(6E)》の活躍はめざましかったようだ(笑)
 思ったよりレベリオンが多くなかったし、ピットも比較的少なかったように感じた。クリーチャー・デッキももう少し戦えないとダメらしい。


 大会終わった後、店じまい前のバイヤーズを見て回る。
 その結果、《命綱(US)》(プレイド)\36、《Pulverize(MM)》(プレイド)\4、《Plow Under(UD)》(プレイド)\56、《Gamble(US)》がオマケという何か間違った価格設定でFDSセンセが買い物をする。
 自分も負けじと《Ashnod's Coupon》、《Blacker Lotus》、《Spiritual Focus(MM)》*2、《Zur's Weirding(6E)》*2、《レイモスの頭蓋骨/Skull of Ramos(MM)》、《Jalum Tome(6E)》がオマケで\900とかで買ってしまう。馬鹿な買い物だが、まあ面白いからいいや。

 そして地下鉄で今回の反省をしつつ、帰途につくのでありました・・・。