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ターンの構成(8版ルール対応)
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各種の能力・効果についてはこちらを参照。

フェイズ ステップ 備考 インスタント/起動型能力
開始フェイズ アンタップ・ステップ
 ・このステップの間に、ターン進行プレイヤーは、自分がコントロールするパーマネントのうち、どれをアンタップするか決め、同時にアンタップする。

 ・プレイヤーが自分のパーマネントをアンタップする前に、そのプレイヤーがコントロールしているフェイジングを持つすべてのパーマネントはフェイズ・アウトし、それと同時に、フェイズ・アウトした時点でそのプレイヤーがコントロールしていたフェイズ・アウト状態のすべてのパーマネントがフェイズ・インする。

 ・このステップに誘発した能力は、次にプレイヤーが優先権を得るタイミングを待ち、それからスタックに積まれる。

×
アップキープ・ステップ
 ・開始時に「アップキープ開始時に〜」という能力が誘発、ターン進行プレイヤーが優先権を得るときにスタックに積まれる。優先権を得る前には、状況起因効果のチェックと、誘発型能力のチェックが行われる。

ドロー・ステップ
・優先権を得るより先にターン進行プレイヤーはカードを1枚引く。これはスタック使用しない特殊なゲームの行動である。

 ・開始時にターン進行プレイヤーが優先権を得る。

 ・このステップの終了時にマナ・バーンチェック

メイン・フェイズ|第1|
(戦闘前メイン)


 ・開始時にターン進行プレイヤーが優先権を得る。

 ・ソーサリーエンチャントアーティファクトクリーチャーの各呪文をプレイできる。

 ・ターン進行プレイヤーは、優先権を持っていてスタックが空のときに限り、ターンに1度だけ土地を手札からプレイできる。これはスタックに積まれない

 ・このフェイズの終了時にマナ・バーンチェック

戦闘フェイズ 戦闘開始ステップ
 ・開始時にターン進行プレイヤーが優先権を得る。

攻撃クリーチャー指定ステップ
 ・攻撃側プレイヤーは攻撃クリーチャーを指定する。攻撃に参加することに関する誘発型能力が誘発する。

 ・攻撃クリーチャーが全て指定された後、ターン進行プレイヤーが優先権を得る。攻撃に参加することに関する誘発型能力がスタックに乗る。

 ・攻撃クリーチャーが宣言されなかった場合、戦闘終了ステップまで飛ぶ。

ブロック・クリーチャー指定ステップ
 ・防御側プレイヤーは、攻撃クリーチャーを何体のクリーチャーでブロックするか指定する。ブロックに関する誘発型能力が誘発する。

 ・ブロック・クリーチャーが全て指定された後、ターン進行プレイヤーが優先権を得る。ブロックに関する誘発型能力がスタックに乗る。

戦闘ダメージステップ
  まずアクティブ・プレイヤーが、攻撃クリーチャーがどのようにダメージを割り振るかを宣言し、その後で防御側プレイヤーがブロック・クリーチャーのダメージの割り振りを宣言する。
   各プレイヤーは、以下の制限に従ってクリーチャーの戦闘ダメージを割り振ることができる。
  a 攻撃クリーチャー、ブロック・クリーチャーはそれぞれ、そのパワーに等しい戦闘ダメージを与える。
  b ブロックされていないクリーチャーは、防御側プレイヤーに全ての戦闘ダメージを与える。
  c ブロックされているクリーチャーは、そのコントローラーの選択に従い、それをブロックしているクリーチャーにダメージを割り振って与える。(例えば破壊されていたり戦闘から取り除かれていたりして)ブロックしているクリーチャーがいなくなっていた場合には、戦闘ダメージを与えない。
  d ブロック・クリーチャーは、そのコントローラーの選択に従い、それにブロックされている攻撃クリーチャーに戦闘ダメージを割り振る(分数は不可)。(例えば、破壊されていたり戦闘から取り除かれていたりして)現時点でブロックされているクリーチャーがいなくなっていた場合には、戦闘ダメージを割り振らない。

  戦闘ダメージの割り振りは、全てが一つのオブジェクトとしてスタックに積まれる。その後で、アクティブ・プレイヤーは呪文や能力をプレイする優先権を得る。

  戦闘ダメージの割り振りはスタックに積まれるが、呪文や能力ではないので、打ち消されることはない。
  戦闘ダメージの解決時に、宣言時に割り振られたとおりにダメージが与えられる。これは、ダメージを与えるクリーチャーが既に場を離れていたり、あるいはそのパワーが変化していたり、ダメージを受けるべきクリーチャーが戦闘から離れていたりしても変化しない(ダメージの発生源は、その時に場に存在していればそのクリーチャーであり、存在していなければその場を離れる直前の状態を使用することに注意)。ダメージを受けるべきクリーチャーが既に場にいないかクリーチャーでなくなっている場合、それに割り振られていたダメージは与えられない。
  戦闘ダメージ解決終了後、アクティブ・プレイヤーは優先権を得る。

 ・少なくとも1体の攻撃クリーチャー、またはブロック・クリーチャーが先制攻撃か二段攻撃を持っている場合、先制攻撃や二段攻撃を持たないクリーチャーは戦闘ダメージを割り振らない。戦闘終了ステップに進む代わりに、第2戦闘ダメージ・ステップが行なわれ、このステップでダメージを割り振らなかったクリーチャーからのダメージを処理する。二段攻撃を持つクリーチャーは、第2戦闘ダメージ・ステップでもダメージを割り振る。

(第二戦闘ダメージステップ)   ・(先制攻撃や二段攻撃を持つクリーチャーがいた場合のみ、第二戦闘ダメージステップが行われる。ルールは上記。)
戦闘終了ステップ
 ・開始時に「戦闘終了時に〜」という能力が誘発し、スタックに積まれる

 ・その後、ターン進行プレイヤーが優先権を得る。

 ・このステップの終了時にマナ・バーンチェック

メイン・フェイズ|第2|
(戦闘後メイン)


 ・開始時にターン進行プレイヤーが優先権を得る。

 ・ソーサリーエンチャントアーティファクトクリーチャーの各呪文をプレイできる。

 ・まだプレイしていなければ、ターン進行プレイヤーは、優先権を持っていてスタックが空のときに限り、ターンに1度だけ土地を手札からプレイできる。これはスタックに積まれない

 ・このフェイズの終了時にマナ・バーンチェック

終了フェイズ ターン終了ステップ
 ・開始時に「ターン終了時に、〜」という能力が誘発し、ターン進行プレイヤーが優先権を得るときにスタックに積まれる。

クリンナップ・ステップ
 ・1、ターン進行プレイヤーが手札の上限を超えていたら、制限枚数までカードを捨てる。この行動はスタックに積まれない
 ・2、全てのパーマネントに与えられているダメージを取り除くのと同時に、「ターン終了時まで」「このターンの間」の効果が終わる。これはスタックに積まれない

 ・状況起因効果か、何らかの能力が誘発した場合、ターン進行プレイヤーが優先権を得る。両方のプレイヤーがパスした場合、もう一度新しいクリンナップ・ステップが始まる。何も起きなければ、ステップは終了する。

 ・このステップの終了時にマナ・バーンチェック

×(必要ならば○)

各用語の説明

能力(Ability)
 ・パーマネントのテキストにある、さまざまな指示が能力であり、これに従って発生するイベントが効果である。

 ・パーマネントが何らかの効果により能力を得た(または持った)場合、そのパーマネントが能力を得る。パーマネントの特性を定義する効果の場合、能力を得たことにはならない。

アーティファクト(Artifact)
アーティファクト
 ・アーティファクトとは、カード・タイプであり、パーマネント・タイプでもある。アーティファクト呪文はターン進行プレイヤーのメイン・フェイズ中でスタックに何も積まれていない時にだけプレイする事ができる。

アーティファクト・クリーチャー(Artifact Creature)
 ・このパーマネントはアーティファクトとクリーチャーの両方の性質があり、両方のルールが適用される。
 ・アーティファクトは、クリーチャー・タイプではない。ほとんどのアーティファクト・クリーチャーは、クリーチャー・タイプを持たない。持つ場合には、「アーティファクト・クリーチャー - [タイプ]」と記述される。例:「アーティファクト・クリーチャー - ゴーレム」

クリーチャー(Creature)
 ・クリーチャーとは、カード・タイプでもあり、パーマネント・タイプでもある。アクティブ・プレイヤーだけが、そのメイン・フェイズの間でスタックが空のときに限り、クリーチャー呪文をプレイできる。

防御側プレイヤー(Defending Player)
 ・戦闘フェイズ中、アクティブ・プレイヤーの対戦相手は防御側プレイヤーである。(マルチプレイヤー・ゲームにおいては、ルールによって何人の防御側プレイヤーがいるか異なってくる)。

 ・クリーチャーは、防御側プレイヤーにのみ攻撃できる。他のプレイヤーやクリーチャーに攻撃することはできない。戦闘フェイズ以外の時には、防御側プレイヤーは存在しない。

効果(Effect)

 ・パーマネントのテキストに書かれていることは能力であり、それを実行した結果、あるいは呪文の結果、生じるものが効果である。

 ・呪文や能力が解決されたとき、効果が発生する。効果には基本的に3つの種類がある。一時的効果、継続的効果、置換・軽減効果である。

 ・効果の中には、後でスタックに積まれる遅延誘発型能力を発生させるものもある。

エンチャント(Enchantment/Enchant(-))
全体エンチャント(Global Enchantment)
 ・全体エンチャントは、エンチャントの一区分である。『エンチャント(場)』などで、場にあるときに他のパーマネントにつけられるものではない。

個別エンチャント(Local Enchantment)
 ・個別エンチャントは、エンチャントの一形態である。これらは『エンチャント(<タイプ>)』として表わされ、他のパーマネントにつけて場に出される。

インスタント(Instant)
 ・インスタントとは、カード・タイプの一種である。プレイヤーが優先権を持っているとき、そのプレイヤーはインスタント呪文をプレイすることができる。インスタント呪文は、解決の最後の段階としてそのオーナーの墓地に置かれる。

土地(Land)
 ・土地とは、カード・タイプでもあり、パーマネント・タイプでもある。土地は呪文ではなく、プレイしたときにスタックに積まれない。それらは単に手札から場に置かれる。アクティブ・プレイヤーは、自分のターンのメイン・フェイズで優先権を持っていて、かつスタックが空のとき、ターンに一度だけ土地をプレイすることができる。

土地タイプ(Land Type)
 ・土地のサブタイプは常に1単語であり、土地タイプとも呼ばれる。

  土地は複数の土地タイプを持つことがありうる。

  例:「土地(基本地形)─ 山」という記述は、そのカードが山のサブタイプを持つ土地であることを意味する。

・基本地形タイプは、平地、島、沼、山、森である。
   「基本地形タイプ」が参照される場合、これらのサブタイプのうちいずれかを意味する。基本地形タイプを持つ土地は、色マナを出す固有の能力を持っている。その土地の文章欄は、たとえそこが空欄であったとしても、「{T}:あなたのマナ・プールに[マナ・シンボル]を加える」の能力が書かれているものとして扱う。平地は白、島は青、沼は黒、山は赤、森は緑の各色マナを出す。

・ 何らかの効果により土地タイプがいずれかの基本地形タイプに変わった場合、その土地は以降古い土地タイプを持たない。それは以前に持っていたすべてのルール・テキストを失い、その基本地形タイプが持つマナ能力のルール・テキストを得ることになる。ただし、これは他の効果によりその土地に与えられた能力を取り除くわけではない点に注意。土地タイプの変更は、その土地が持つタイプ(「クリーチャー」など)や特殊タイプ(「基本地形」や「伝説の」など)を変更しない。土地が現在の土地タイプに加えて新たな土地タイプを得た場合、それはこれまでの土地タイプとルール・テキストを持ち、それに加えて新しい土地タイプとマナ能力を得る。

・ 「(基本地形)/Basic」という特殊タイプをもつ土地は基本地形である。この特別タイプを持たない土地は基本地形でない土地である。
マナ・バーン(Mana Burn)
 ・フェイズの終了時に、プレイヤーのマナ・プールに残っている未使用のマナは失われる。この方法で失われたマナ1マナごとに、そのプレイヤーは1点のライフを失う。これを「マナ・バーン」と呼ぶ。

オブジェクト(Object)
 オブジェクトとは、カード、トークン、呪文、パーマネント、スタック上の能力のことを指す。このルールで用いられている場合、そのルールはカード、トークン、呪文、パーマネント、スタック上の能力に適用される。

優先権(Priority)
 ・呪文や能力をプレイする選択権を持つプレイヤーのことを、優先権を持つという。

 ・マナ能力を除く呪文や能力を解決したときや、ほとんどのフェイズ、ステップの開始時に、ターン進行プレイヤーは優先権を得る。プレイヤーがパスしたとき、その対戦相手のプレイヤーが優先権を得る。両プレイヤーが続けてパスしたとき、フェイズやステップが終了する。

 ・プレイヤーが呪文や能力、土地をプレイした後、そのプレイヤーが再び優先権を得る。両プレイヤーがパスしたとき、スタックの一番上にある呪文や能力が解決される。スタックが空で、両プレイヤーがパスしたときには、フェイズやステップが終わる。

 ・いずれかのプレイヤーが優先権を得たとき、全ての状況起因効果が解決され、誘発型能力がスタックに積まれる。この過程は、それ以上の状況起因効果や誘発型能力がなくなるまで繰り返される。その後で、そのプレイヤーはそのフェイズのルールにしたがって呪文や能力や土地をプレイできる。

ソーサリー(Sorcery)
 ・ソーサリーはカード・タイプである。ソーサリー呪文はそのコントローラーのメイン・フェイズの間でスタックが空のときにのみプレイできる。

スタック(Stack)
・スタックはゾーンのひとつであり、プレイされた呪文、能力やオブジェクトがここに移動し、解決される。

 ・呪文や能力は、プレイされたときスタックの一番上に積まれる。双方のプレイヤーが続けてパスしたとき、スタックの一番上の呪文や能力が解決され、そしてターン進行プレイヤーが再び優先権を得る。

このテキストは、MJMJサポートサイト内にある詳細ルールから一部抜粋させていただきました。